関節リウマチ

ひざ関節の痛み-関節リウマチ！

免疫異常により骨膜に炎症がおこり、関節軟骨が破壊され、足の痛みを伴う病気です。

以前は慢性関節リウマチを呼ばれてましたが、日本リウマチ学会総会にて関節リウマチを正式名称にと発表されたそうです。
関節リウマチは血管、心臓、肺、皮膚、筋肉など全身に障害が出る恐れがあります。

○関節リウマチの原因！
関節リウマチの原因は、細菌などから体を防御する免疫に異常があるとされてますが、完全に解明されてはいません。
遺伝子の異常、感染した微生物の影響などいろいろな原因が考えられているようです。

○関節リウマチの症状！
リウマチの初期症状としては、朝体を動かすと、こわばりがあり時間と伴に消えていきます。
進行して行くと、関節に炎症が起きて、関節の破壊、筋肉の萎縮、腱の断裂などにより関節の変形が起こります。
関節の破壊などにより、脱臼などの症状もあり、また脱臼した場合は、神経にも障害が起き、頭痛や肩こりなどの症状があらわれる場合があります。

○早期関節リウマチの診断基準！
日本リウマチ学会が定めた早期関節リウマチの診断基準！

(1) 3つ以上の関節で、指で押さえたり動かしたりすると痛みを感じる
(2) 2つ以上の関節に炎症による腫れがみられる
(3) 朝のこわばりがみられる
(4) 皮下結節（リウマトイド結節）がひじやひざなどにみられる
(5) 血液検査で赤沈に異常がみられる、またはCRPが陽性である
(6) 血液検査でリウマトイド因子が陽性である

上記の6項目のうち、3項目以上にあてはまる場合を早期関節リウマチとします。

○関節リウマチの治療法！
関節リウマチの治療においては、早期治療が大切で、関節リウマチの発症初期に関節の障害などの進行が早い為、早期に診断し治療する事が大切です。
関節リウマチの治療が早期に出来れば、関節痛を軽減し、骨、軟骨の破壊を防ぐ事が出来ます。

関節リウマチの治療法は4つあり、基本療法、薬物療法、手術療法、リハビリテーション療法

変形してしまった、骨、軟骨は元に戻す事は出来ませんので、痛みをなくし、筋肉の衰えの予防、合併症の予防などを行います。
治療の目的はリウマチの患者さんに身体的、精神的、社会的に生活の質を保つ事を基本とします。