外傷による足の痛み

◆外傷による足首の痛み

外傷による足首の痛みとは、足首の痛みの原因である、スポーツによる捻挫や靱帯損傷、脱臼や骨折などの外部から負荷を受けた外傷による足首の痛みを調べてますので説明して行きたいと思います。

足首には全体重の負荷が掛かりますので一番ケガをしやすい所でその中でも一番多いのが捻挫です。

捻挫と足首に限らず関節であればどこにでも起こります。

捻挫とは、外部からの負荷を関節で受けて、受けた関節を捻った時に可動域を超えた場合に起こる損傷を捻挫といいます。

足首の捻挫のほとんどが、足首に負荷が掛かった際に足の裏を内側に捻る事が多いのです。

足首を捻る強さにより、段階があります。

基本的な対処法としては捻挫をした部分の冷却と圧迫でケガをした直後に行うようにします。

冷却は、袋に氷を詰め足首をひやしたり、バケツに冷水をいれ足を冷やしたりして下さい。

また、冷却しながらタオルや包帯で圧迫も行うと内出血を抑える効果があります。

●軽く内側に捻った場合
前距腓靭帯が少し伸びた状態で、腫れや痛みはありますが、少し無理をすれば運動も出来る状態です。

≪対処法≫
1〜2週間安静にして下さい、あまり無理をすると治りが遅くなってしまいます。


●少し強く捻ってしまった場合
何本かの靱帯繊維が切れてしまった靱帯損傷になった可能性があります。

足首の痛みと大きく腫れ熱を感じ、動かす事は出来ますが強い痛みを伴います。

≪対処法≫
1ヵ月の安静が必要になります。
無理をすると、骨の変形や後遺症が残る事もありますので、早めに医師の診断を受け指示に従うようにしましょう。


●さらにひどく捻った場合
靱帯を完全に切断した状態、靱帯断裂になることもあります。

激しい痛みで体重を掛けられないどころか、内出血を起こしている場合もあるのです。

≪対処法≫
ギブスで固定して3ヵ月以上の安静が必要になる可能性があります。

ひどい場合は手術が必要な場合もあり半年以上かかる事もあります。

スポーツ選手の場合はその後のリハビリも必要でしょう。

早めに医師の診断を受け指示に従うようにしましょう。


又、かなり強い衝撃を受けた場合は足首の関節で脱臼や亜脱臼する事もあります。

脱臼とは、骨と骨を繋いで可動部分の関節自体が完全に外れて機能しなくなった状態を言います。

亜脱臼とは、不完全脱臼とも呼ばれ、関節が外れかかっている状態で自分で整復できる事もあります。

足首を脱臼すると激しい痛みがあり、たく事も歩く事も出来ない状態になります。

最後に骨折ですが、足首の骨折とは足首に強い衝撃を受け、完全に骨が折れてしまった状態を言います。

骨折にも、骨だけが折れる、単純骨折と他の組織にも損傷を与えてしまう複雑骨折があります。

早めに医師の診断を受け手術の必要性、今後の見通しについては担当の先生とよく相談し他方が良いでしょう。