ジャンパー膝

足の膝の痛み-ジャンパー膝

ジャンパー膝…
スポーツをした事のある方は聞いた事があると思いますが、聞きなれない名前ですよね！

ジャンプと着地を繰り返すうちに膝蓋骨と膝蓋靭帯の付着部分に炎症が発生し運動時に足の痛みを感じる様るのがジャンパー膝です。

○ジャンパー膝の症状！
運動時に膝の前の方に痛みや押されたような痛みがあり、膝の周辺に炎症を起こし熱を持ってきて、膝の上と下で腫れが確認出来るようになります。

ジャンパー膝は中学〜20歳位までの男子に多く、バレーボールなどジャンプを繰り返す運動に多く発生しています。

○ジャンパー膝の原因！
ジャンパー膝の原因は膝の前側にある大腿四頭筋に関係があると言われています。

大腿四頭筋の筋肉の成長期にある１２歳頃の年齢でバレーボールなどの激しい運動やジャンプを行い、成長が妨げられ、大腿四頭筋の成長が追いつかなくなり、膝に負担が掛かりジャンパー膝になると言われています。

○ジャンパー膝の治療法！
ジャンパー膝の治療方法は、進行状態、症状によって違います。
ジャンパー膝は早期の治療で比較的簡単に治るケガですが、足の痛みが慢性化してしまうと、運動制限、又は手術が必要になってしまう場合もあります。

保存療法としては、ジャンプや階段の上り下りなど膝に負担のかかる行為は避け、膝を動かさない様に大腿四頭筋のストレッチなどを行います。
痛みが取れない場合は、鎮痛剤と鎮痛消炎剤の服用も同時に行います。

手術療法は、症状が重く、日常生活に支障が出る場合に、膝蓋腱の変性してしまった部位を切除する手術方法を行う場合があります。
この場合スポーツへの復帰はリハビリも合わせると半年以上かかる場合もあります。

ジャンパー膝は、早期発見、早期治療が出来れば、比較的簡単に治る怪我です。
今後のスポーツ活動に支障をきたしますので、膝に痛みや違和感を感じた時点で速やかに医療機関で診断して下さい。