変形性股関節症

変形性股関節症

◆変形性股関節症の症状と対処法

足の付け根の痛みの代表的な病気が変形性股関節症です。

クッションの役目をしている股関節の軟骨が加齢などいろいろな理由によりすり減り股関節が変形して行く病気で足の付け根の痛みを伴います。


◆変形性股関節症の特徴！
変形性股関節症には原因により、一次性と二次性があり、一次性股関節症は原因が明確でない物をいい、二次性股関節症は、先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全などの骨・関節の異常や外傷などにより、二次的に発症した場合をいいます。

発症時期は１０代〜老年とさまざまですが、３０代〜４０代で発症することが多いそうです。

欧米では90％が一次性変形性股関節症だそうですが、日本人は、生まれつきの先天的に先天性股関節脱臼や先天性臼蓋形成不全が多痛め80％以上が二次性変形性股関節症だそうです。

変形性股関節症は女性に多くその原因として、男性は女性に比べて、関節の周囲の筋力が弱い事と、骨盤が広く股関節に大きな力がかかる事が原因の一つと考えられているそうです。

◆変形性股関節症の症状！
初期症状として、運動が後などお尻や太もも、ひざの上などに軽い鈍痛が出る場合がありますが、数日で痛みは治まります。

少し症状が進むと、始動時痛といわれる、動き初めに痛みを感じる様になり、痛みの場所も股関節周りに限定される様になります。

さらに変形性股関節症の症状が進むと少しの動きで股関節の前後が痛む運動通が出て来ます。

最終的には痛みもひどくなり、安静時にも痛みが出る様になり、夜間など痛みが出ると寝れなくなる場合もあります。

痛みは股関節だけでなく、腰痛やひざの痛みを発症することがあります。
原因としては、股関節の痛をかばう為筋肉のバランスが崩れたの部分に負担がかかり腰痛やひざの痛みが出る場合があります。


◆変形性股関節症の治療法！
変形性股関節症の治療法としては、保存療法と手術療法があります。

●保存療法
○体重コントロール！
運動療法と食事療法を組み合わせて標準体重を維持します。
○日常生活の工夫！
日常の生活において、トイレ、入浴、家事などの動作を工夫して痛みを和らげる工夫を行いましょう。
○運動療法・理学療法
筋力トレーニングやストレッチ、水中運動などの筋力の維持と温熱療法による関節の血行改善などの理学療法を行います。
○薬物療法
消炎鎮痛剤などで進行期や末期の強い痛みなどを和らげます。

●手術療法
保存療法での改善が見られない場合に手術療法を検討しましょう。
手術療法には自分の関節を温存する手術と、自分の関節をあきらめて人工関節に置き換える人工関節置換術などがあります。