靭帯損傷

ひざ関節の痛み-靭帯損傷（靭帯断裂）

他のスポーツ選手と接触し膝を捻って転倒した時に起こるケースが多いようです。足の痛みと腫れを伴います。

靭帯とは、主成分としては長いコラーゲン線維の強靭な束で、骨と骨を繋ぎ関節を連結する役目を担っていて、靱帯が切れると連結が途切れ、関節がぐらつきます。
靱帯のそのほかの働きとして、関節の可動域を制限します。

靱帯損傷とは、事故やスポーツなどの衝撃を関節に受け、関節を捻ったりして、靱帯が伸びきったり、部分的にまたは完全に切れてしまうことがあり、これを靱帯損傷といいます。

足に起こる靱帯損傷を紹介します。

◇足の靱帯損傷の種類！

○膝十字靭帯損傷
膝の中には４本の靱帯があり、十字靭帯はひざの内部にあり中心軸の役目を果たし、前後に交差している２本の靭帯です。
十字靭帯損傷はスピードのあるスポーツのバスケットボールやバレーボールなどのジャンプの着地や、とっさに踏み込んだ時に、自分の筋力で損傷する場合が多いようです。
前十字靭帯が切れると、ひざがずれたり、力が入らなくなりますが、通常の歩行など日常生活は可能ですが、運動を続けるには治療が必要です。

○膝の側副靭帯損傷
膝の中には４本の靱帯があり、側副靭帯はひざの外側にあり横の動きを制御する役目を果たしています。
側副靭帯は損傷を負いにくいのですが、スキーやラグビーなどの激しい接触など、外部からの大きな力によって、側副靭帯を損傷する場合があります。
足の靭帯損傷の中でも比較てい頻度も多く、正しくい治療、リハビリを行なえば完全復帰率も高くなります。

○足関節靭帯損傷
足関節靭帯損傷とは、足首の捻挫と同じで、日常生活でも起こり得る障害です。
足関節靭帯損傷 には2種類あり、内反捻挫(足首を内側に捻る)と外反捻挫(足首を外側に捻る)場合があります。
足関節靭帯損傷を起こすと、靭帯が支えていた足関節の不安定性が生じます。
原因としては、スポーツにおける接触プレーや芝やグラウンドに足を取られたり、ジャンプ後着地などにより損傷する場合が多いようです。

○足の甲の靭帯損傷
足先側に二分靭帯という靭帯があり、スポーツなどにより、損傷する場合があります。
剥離骨折を伴う事もあり、足関節捻挫と間違われる場合もあります。
後遺障害なく治ることが多いようです。